こんにちは。かでのです。
9月の株主優待シーズンがやってきました。
9月は3月に次いで権利確定銘柄数が多い月で、携帯キャリア、食品、輸送用機器、金融サービスまで幅広い業種が揃うのが特徴です。
今回は9月権利確定の銘柄を一通り確認し、投資額・配当利回り・優待利回りに加えて配当性向(利益のうちどれだけを配当に回しているか)まで見たうえで、ニッチな5銘柄を厳選しました。
配当性向は、高すぎると今後の減配リスクにもつながる指標なので、利回りの高さだけでなくあわせてチェックしています。
9月権利確定銘柄の特徴
9月の優待銘柄数は約450銘柄と、1年で3月に次いで多い月です。
- 権利付最終日:2026年9月28日(月曜日)
- 権利落ち日:2026年9月29日(火曜日)
- 権利確定日:2026年9月30日(水曜日)
権利付き最終日は2026年9月28日(月)、権利確定日は9月30日(水)が基本ですが、一部の銘柄は月末以外に権利確定日を設定していることもあるため、狙っている銘柄は個別にカレンダーを確認しておきましょう。
3月・9月は決算期(本決算・中間決算)が集中する時期でもあり、株主還元に積極的な企業が優待・配当をあわせて実施しやすい傾向があります。今回紹介する5銘柄も、すべて3月・9月のいずれかを権利確定月に含んでいます。
【第1位】稲畑産業(8098)
- 証券コード:8098
- 優待内容: オリジナルQUOカード(保有年数により500円から2,000円相当まで変動)
- 最低投資額: 約45万円(100株)
- 配当利回り: 3.19%
- 配当性向: 33.26%
- 優待利回り: 0.11%
- 権利月: 3月,9月
化学品専門商社で、100株以上保有の株主にオリジナルQUOカードがもらえる優待です。
継続保有期間に応じて金額が増える仕組みで、100株保有・6か月未満で500円、6ヶ月以上3年未満で1,000円分、3年以上で2,000円分がもらえます。
配当利回り3.19%、配当性向33.26%と、今回紹介する5銘柄の中で最も健全な水準です。
優待・配当のどちらも無理のないバランスで、長期保有に向いている銘柄として1位に選びました。
【第2位】フタバ産業(7241)
- 証券コード: 7241
- 優待内容: QUOカード(1年以上保有で1,000円相当)
- 最低投資額: 約11万円(100株)
- 配当利回り: 4.03%
- 配当性向: 23.97%
- 優待利回り: 0.90%
- 権利月:3月, 9月
自動車部品大手で、100株以上・1年以上の長期保有を条件にQUOカードがもらえる優待です。
必要投資金額は約11万円、配当利回り4.03%、配当性向23.97%と無理のない水準に収まっています。
配当と優待を合わせた利回りは4.93%で、5銘柄の中でもバランスの良さが際立ちます。
長期保有条件があるため、今から権利を取得しても初回の優待はもらえない可能性がある点には注意してください。
【第3位】エクセディ(7278)
- 証券コード: 7278
- 優待内容: 優待カタログギフト(1年以上保有で3,000円相当)
- 最低投資額: 約61万円(100株)
- 配当利回り:5.68%
- 配当性向: 80.14%
- 優待利回り: 0.4%
- 権利月: 3月, 9月
自動車部品(クラッチ等)メーカーで、株主優待カタログ(カタログギフト)がもらえます。
配当利回りは5.68%と、今回の5銘柄で最も高い水準です。
ただし配当性向は80.14%とやや高めで、必要投資金額も約61万円とまとまった資金が必要になります。
高配当を狙いたい人向けの銘柄です。
【第4位】NEW ART HOLDINGS(7638)
- 証券コード: 7638
- 優待内容: 買物優待カード
- 最低投資額: 約14万円(1株以上)
- 配当利回り: 5.65%
- 配当性向:58.37%
- 優待利回り: 割引券のため割愛
- 権利月: 3月,9月
株主優待割引券がもらえる銘柄です。
配当利回り5.65%で、必要投資金額は約14万円と10万円台前半から始められる手頃さが魅力です。
配当性向は58.37%、投資額とのバランスは良好です。
【第5位】森永乳業(2264)
- 証券コード: 2264
- 優待内容:自社商品(森永絹ごしとうふ等)
- 最低投資額: 約23万円(200株)
- 配当利回り: 2.16%
- 配当性向: 36.22%
- 優待利回り: 0.64%
- 権利月: 3月, 9月
大手乳業メーカーで、自社商品が優待としてもらえます。
配当利回り2.16%、配当+優待利回りは2.8%で、必要投資金額は約23万円でやや保有しやすい銘柄です。
自社商品が貰えるのが他と違いますね!
配当性向も36.22%で安定しているので、長期保有に向いているかもしれません。
比較表
| 銘柄 | コード | 配当利回り | 配当性向 | 配当+優待利回り | 必要投資額目安 | 権利確定月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 稲畑産業 | 8098 | 3.19% | 33.26% | 3.3% | 約45万円 | 3月・9月 |
| フタバ産業 | 7241 | 4.03% | 23.97% | 4.93% | 約11万円 | 3月・9月 |
| エクセディ | 7278 | 5.68% | 80.14% | 6.08% | 約61万円 | 3月・9月 |
| NEW ART HOLDINGS | 7638 | 5.65% | 58.37% | 非公開 | 約14万円 | 3月・9月 |
| 森永乳業 | 2264 | 2.16% | 36.22% | 2.8% | 約23万円 | 3月・9月 |
※配当利回り・配当性向は変動するため、購入前に必ず証券会社や各銘柄のIRページで最新の数値を確認してください。
配当性向で見る「銘柄選びの注意点」
配当性向は、一般的に30〜60%程度が無理のない範囲とされることが多く、100%を超える銘柄(は、利益以上を配当に回している状態です。
業績が良い期間は問題なくても、減益局面では減配に転じるリスクが相対的に高くなります。
利回りの高さだけで銘柄を選ぶのではなく、配当性向も合わせて確認し、「その利回りが持続可能かどうか」を判断材料に加えることをおすすめします。
銘柄選びで意識していること
優待銘柄を選ぶときは、次の3つを基準にしています。
- 実際に自分や家族が使えるものか
- 投資額に対して配当・優待を合わせた利回りが見合っているか
- 配当性向が無理のない水準に収まっているか(高すぎる場合は減配リスクを意識する)
「利回りが高いから」という理由だけで飛びつくと、結局使わない優待券が引き出しに溜まったり、翌年の減配で当てが外れたりしがちです。
生活に根ざした優待と、持続可能な配当水準を軸に選ぶのが、長く続けるコツです。
まとめ
9月は3月に次ぐ優待シーズンで、配当利回り5%を超える銘柄も複数見つかりました。
今回紹介した5銘柄は投資額10万円台〜60万円台と幅がありますが、配当性向まで確認したうえで、自分の資金状況とリスク許容度に合った銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。
僕は、配当性向が無理のない水準に収まっているフタバ産業のような銘柄を軸に、9月の優待取得を検討したいと思っています。

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