【退職所得】iDeCoはいつから始めれば一番お得なのか?

おじさんの感想
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こんにちは。僕はiDeCo開始して約7年。
2024年11月時点で資産が倍になり、現在iDeCoに関しては少々イキっております笑

\ 資産がほぼ2倍になった時の評価損益 /

ただ僕はiDeCoを35歳から始めましたが、こんなに儲かるならもっと早く始めればよかったかな?
と最近思うようになりました。

そこで、iDeCoをいつから開始したら良かったのか、また、始めた年代によって税金やリターンはどうなるのか検証してみました。

結論iDeCoで一番税制優遇されるのは35歳開始

結論を言うと、iDeCoで一番税制優遇をされるのは35歳からiDeCoを始めた方です。
65歳で負担する税金額は318,799円になりますが、35歳から65歳まで30年間の税制優遇額が1,242,000円。
差し引くと923,201円になり、1番税制優遇されます!

僕も35歳からiDeCoを開始したので、1番税制優遇されるぞぉぉ!やったぁぁぁぁ!!!

最強は20歳からiDeCo開始

さて、税制優遇で勝利したワイですが、トータルリターンだとどうなるのでしょうか。
そこで年齢別にiDeCoを開始すると、合計でどのくらいのリターンになるのか検証してみました。

検証する条件は次のとおりです。

  1. 年収は開始年齢から65歳まで400万円で固定
  2. 企業からの退職金は0円
  3. iDeCoの毎月の掛金は23,000円
  4. iDeCoの運用益リターンは5%
  5. iDeCoの掛け金及び運用年数は65歳まで
  6. iDeCoの受け取り方は退職金として一括で受け取る
  7. 退職所得税の計算は現在の法令で計算をする(国税庁の「退職金を受け取ったとき」を参照)

中小企業で退職金がない方を想定しております。
運用益はS&P500だともっと高いと思いますが、一般的に長期分散投資の平均リターンである5%にしました。

また、退職所得税の計算は改正されるのでは?という噂がありますが、現時点(2024年12月)の法令で計算を行います。

そのため勤続年数によって次の計算式で計算しました。
勤続年数20年以下:40万円 × 勤続年数
勤続年数20年超 :800万円 + 70万円 × (勤続年数 – 20年)

iDeCoの場合は勤続年数=加入期間となりますので、20歳から65歳までiDeCoに加入していた場合、勤続年数は45年となります。

税制優遇額は、iDeCoの掛け金から所得税と住民税が控除されるので、その控除金額の総合計になります。

実質税負担額は税金合計から税制優遇額を引いた税負担額です。
マイナスになると、65歳時点で払った税金よりiDeCoで控除された税金の方が高くなる。
つまり、節税されているということになります。

差引金額は運用益から実質税負担額を引いた額になります。
実質税負担額がマイナスの場合は、それを加算しています。

説明が長くなりましたが、ご覧あれ!!

開始年齢運用益退職控除所得税住民税税金合計税制優遇額実質税負担額差引金額
20歳46,608,058円25,500,000円1,987,703円1,055,300円3,043,003円1,863,000円1,180,003円45,428,055円
25歳35,098,464円22,000,000円900,828円654,800円1,555,628円1,656,000円-100,372円35,198,836円
30歳26,130,126円18,500,000円342,545円381,500円724,045円1,449,000円-724,955円26,855,081円
35歳19,141,949円15,000,000円111,799円207,000円318,799円1,242,000円-923,201円20,065,150円
40歳13,696,723円11,500,000円56,052円109,700円165,752円1,035,000円-869,248円14,565,971円
45歳9,453,774円8,000,000円37,062円72,500円109,562円828,000円-718,438円10,172,212円
50歳6,147,646円6,000,000円3,726円7,200円10,926円621,000円-610,074円6,757,720円
55歳3,571,492円4,000,000円0円0円0円414,000円-414,000円3,985,492円
60歳1,564,140円2,000,000円0円0円0円207,000円-207,000円1,771,140円

って20歳からのiDeCo開始が最強やんけっ!!

税制優遇No1の35歳開始はトータルリターン約2,000万円。
対して20歳から開始すると、65歳時点で300万円も税金払いますがトータルリターンは約4,500万円・・・。

2,500万円も違うなら、300万円くらい払うわっ!

税制優遇ばかり気にしていると、トータルリターンでこんなに差が出てしまうんですね。
また、20歳と25歳のたった5年違うだけで1,000万円もリターンに差が出ました。

やはり複利の力って凄まじいんです。

こんなに差が出るなら、せめて30歳から始めればよかったです。。。

実際は年収や評価益によって変わる

上のシミュレーションは年収とリターンを固定化しての検証なので、実際とは異なります。
本当は毎年の税制優遇額と評価益を比べて行く必要があるので、年収が上がれば税制優遇額も多くなりますし、逆に暴落があれば評価益が減るのでトータルリターンは減ります。

そのため、本当はiDeCoの税制優遇は65歳ギリギリにならないと、どれだけ得になるのかはわかりません。

ただ、やはり早く始めれば始めるほど、トータルリターンは増えそうですのでNISAだけではなく、iDeCoも投資先に入れて運用してみるといいでしょう。

参考サイト

最後にiDeCoの退職金計算やシミュレーションで使用した参考サイトを紹介します。

積み立てシミュレーション

楽天証券の積立シミュレーションです。
20歳からの評価益のシミュレーションを自動で計算してくれます。
ちなみに、僕が35歳から65歳までに4,500万円のリターンを出すには、年利9.3%だと達成できるそうです。
いけそう・・・かも?

退職金の税金

退職金の税金計算を自動でしてくれるサイトです。
iDeCoの掛け金年数を勤続年数にしてトータルリターンを退職金にすれば、自動的にiDeCo受取時の税金額が計算できます。
このサイトがないと、退職金の計算ができません。

かんたん税制優遇シミュレーション

iDeCoの税制優遇額を計算するサイトです。
年収、何歳からiDeCoを開始するか、毎月の掛金を設定すると税制優遇額を自動で計算してくれます。
毎年年収は若干変わると思いますので、あくまで参考値になります。

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